To『無から出た錆』

2009.11.11 Wednesday 10:01
ひとり暮らしを始めて、外の世界に触れた時の音楽だ。
心もとない歌声はさざ波のよう。
地に足を付けて歩きたかったけど、過去の思い出に体ごと
持っていかれたように、空をさまよい、くじけていた日々の証。
そんな自分を楽しんでいた感じもあるね。
きっと「今」もいつか思い出になると分かっていたから
何が自分を苦しめるのかを歌った。
自分として歩いた第一歩目は灰色だったんだ。
鈍色の固まりのような心で人を観察して
自分も観察して出来た歌たちだから、手厳しいことを
詩にしているけれど、正直だったね。今そう思う。
内面が言葉になって、言葉が内面になっていくのを感じた。
本当にまるまる自分だった、生活の中から溢れた歌たち。懐かしいなぁ。

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