『殺風景』へ

2009.11.06 Friday 11:55
なかなか歌うことが出来なくてレコーディングでは大苦戦だったね。
見えていないことが多すぎていたけれど
その無意識に近い心境は自信に満ちあふれていたから
今では絶対に書けないメロディと詩は私の宝物。
明確だったのは今まで人が歌にしてこなかった歌詞を
自分が書くということだった。迷いはなかったんだよね。
フォークソングが大好きになったのもこの頃で
森田童子さんみたいな物哀しい歌に憧れていた。
本当はこの世界は素晴らしいんだよねって信じたい憂鬱と
人生っていうものを頭の中で考えて結論づけることでいっぱいだったね。
せいいっぱい等身大の中で、せいいっぱい背伸びして作った歌たち。
殺風景っていう名前以外は思い浮かばなかった。
そして私はそこから抜け出すことを知ったんだ。
1になる前のゼロの記憶から。
独りの人として自立する前の未完成な世界から。

ありがとう。

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