君の世界

2011.07.24 Sunday 22:39


風鈴の声は聴こえていた
蝉の場所を感覚の先端で探して

川まで自転車で走った

夏、太陽と蜃気楼の中に君はいて
虫取り網で風を起こす

私はいつか君だった

友達か弟か、、誰かをもうひとり
テリトリーに引き連れて
汗を流し
緊張感が静かに鳴っているのを左胸で感じていた


私の視界から消えたものが
君の世界

そこにはもう私は行くことができない
顔の位置が地面から遠のいたせいではなく


一粒 一粒の細かな瞬間の連続を
折々 生きていたんだ
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