甑島2

2007.01.22 Monday 17:11
島に着くと、私をライブに呼んでくれた又木さんという方が車で迎えに来てくれて、何人かの役場の人も来てくれて、いよいよ実感とともに、私がしなくてはいけないことを想いました。役場に挨拶に行き、明日はよろしくお願いします!と気合いを告げ、その後、手打診療所へ連れて行ってもらいました。瀬戸上先生のいるところです。私はこの時、初めて瀬戸上先生にお会いしましたが、本当に忘れられない言葉をいただきました。「しんきろう」は島の歌だと言ってもらい、今後も、甑島のことを多くの人に知ってもらえるような歌を目指してつくってくださいと、私自身についても励ましをいただきました。先生は、わらじを履いていて、笑顔のやさしい方でした。しかし、厳しい現実をたくさん見て来た、深いしわも顔にはしっかり刻み込まれていました。明日のライブ頑張ってくださいと声をかけてもらい、瀬戸上先生が私の「しんきろう」を聴いている姿を想像し、思いました。

 その夜、市民会館(公民館)で、島のかたが、私たちの歓迎会をしてくれました。瀬戸上先生自ら、提案してくださったそうです。一年前にお世話になった、看護婦の有本さんは、ほんとによかったね…と母の様に喜んでくれ、手料理をふるまってくれました。まさかこんな風に迎えてもらえるなんて思ってもみなかったので、何十人もの方が集まり、お料理をつくってくださり、子供たちも来てくれて、本当に私は幸せ者でした。挨拶と、感謝の気持ちを込めて、吉俣さんが置いてあったピアノを弾いてくれるというので、生の声で「しんきろう」を私はその場で歌いました。私にできること、それは今「しんきろう」を、瀬戸上先生と、歓迎会を開いてくれたみなに、誰よりも伝えることです。この時ほど、私は人に歌を、言葉を、私の気持ちを伝えたいと思ったことはありませんでした。

 カメラがまわっているのも気にならず、体から熱いものがわき上がるようでした。おいしいお料理とみなさんの笑顔で、私は明日、どんなライブにしようか、心決めて、ひとりで島にやってきた一年前の事を思い出しながら、東京ではありえないほど早い時間に、眠りにつきました。
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新年あけまして

2007.01.10 Wednesday 09:25
 新年あけまして本年もよろしくお願いします。

 今年のお正月は、長野へ行き、雪もまばらな道を、弟にチャリンコで付き合ってもらい、お墓参りもしてきました。 夏に行けなかったので、初めてのおつかいならぬ、初めての兄弟墓参り。しかも冬にお墓に行ったこともなかったので、劇的に寒くて、お水をくむのも一苦労でした。やっぱお墓は寒いんだ…と勘違いしてみたり…。でも気持ちはよくて、行ってよかったです。

 家は毎年、31日の夜に二年参りという行事をします。決して、体育館裏に先生を呼びつけて、ヒドいことをするような類いのものではアリマセン。年が明ける前に神社に行き、一度お参りし、そして年が明けた時、もう一度参るというものです。この行事を始めてもう10年以上になりますが、かつて成功した記憶は一度のみ。あとは、たいてい神社に向かう車のなかで、気まずい感じに『あ…明けましておめでと…』みたいなことになる家族なのである!だから今年は早めに家を出るという子供でも10年はかからずに気がつくような対策をとり、私たちは、顔なじみの神社へ。母と私、弟、それから、叔母、いとこ二人の計六人で向かいました。お!今年は間に合いそうだねーなどと言い合いながら、のんきな家族がいよいよ境内に入ったとき、参拝者がかなりいて、毎年のことだが並んで待たなければいけない…。自分の気持ちのお金を払い、いただける、おふだを私たちは毎年貰いにいくので、それもひっくるめて並ばないといけない。言うまでもないが寒い雪道である。大きな人だかりには、キャンプファイヤーのような火が燃えるのにいそしみ、暗闇を照らしていました。かろうじてその火のおかげで、寒さもしのげようといった感じです。しばらく並び、列はあとすこしで、おふだまで…という距離で時計を見し我は泣く…。あと5分で新年です。

 ああ…。やっぱり…。隣では、割り込む人たちに腹を立てている、いとこ。私もいらだちを隠せず。さぁてもうじきカウントダウン。やっぱり初詣のみになったこの家族。鐘の音もエンド&スタートであります。無事におふだをもらい、お参りをして、さあ私たちが目指すのは、夜店。なぜか、お祭りのように露店の並ぶこの神社では、私たちの恒例になっているのが買い食い…。そのために、なぜかこの時には親が500円くれるので、う、れ、し、い。弟と一個上のいとこは、なにがなんでも、からあげじゃないと嫌ならしく、からあげ屋を物色していました。私は、おみくじが好きで、三百円で引けるクジで、でかいぬいぐるみが、むやみに欲しくて毎年狙っていますが、タッパーやら下敷きやら。今回もタッパー。ふっ。毎年何を詰め込めってか。そんなわけで、帰りに甘酒を買い飲み、うずら餅という恒例のあんこ餅をお土産に、私たち初詣家族は帰路に着きました。

 昨年から、私を知って応援してくれているみなさん、それからもうずっと応援しまくってくれている方々に感謝と、今年もサラに頑張りますぜ!という気持ちを込めて、本年も良い年にしていきたいと思います。みなさんにとっても良い年になりますように。



次回は甑島の話の続きを書きます。
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